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「Oh! RADIO」(オー! ラジオ)は、日本のミュージシャンである忌野清志郎のシングルで忌野の遺作である。2009年6月17日発売。 本項目では、2009年5月31日までiモード配信されたキャンペーンソング「Oh! RADIO」についても述べる。 == 解説 == もともとこの曲は大阪の独立系FMラジオ局FM802の開局20周年を記念する楽曲として製作され、当時の人気ミュージシャン7人(組)による「RADIO SOUL 20」というグループに提供された楽曲であった。 放送期間が限られることや、キャンペーンソングという性質上、発売予定は無く、キャンペーンのスポンサーがNTTドコモであったことから、配信もiモードに限って行われていた。 また当初、RADIO SOUL 20には忌野がコーラス参加するはずであったが、この曲を作曲後に体調が悪化しレコーディングが不可能となったことで実現しなかった。 その後、5月2日、この曲の製作を終えたわずか3ヶ月後に忌野は帰らぬ人となり、事実上の遺作として知られることとなる。 Oh!RADIOは生前にプライベートスタジオ「ロックンロール研究所」にて録音されていたデモバージョンが遺されており、ボーカルやギターのみならず、ベース、ドラム、ブルースハープ全ての楽器を忌野一人がこなしており、これが現存する生前最期の歌声かつ演奏記録となった。関係者のみ(RADIO SOUL 20のメンバーなど)清志郎バージョンのOh!RADIOを聴くことができた。この作業は忌野一人によって行われたために、正確な録音日時は不明で2009年2月ごろに吹き込まれたものとされる。なお、これは楽曲としての最後の作品であることは自明だが、忌野のもう一つの側面である画家として描かれた絵画としての最終作は公式ページでファン向けに公開されたイラストが最終作とされている。日付は2009年3月吉日となっており、本作完成より1ヶ月ほど遅い計算になる。 後に忌野の密葬会場およびロック葬「AOYAMA ROCK'N ROLL SHOW」においてこの忌野バージョンが『忌野清志郎最終曲』として流されたことがテレビ番組などを通じて大きく報道され、急遽6月17日にシングルとして流通されることが決定した。 発売に際してプロモーションビデオも製作された。内容は、生前に訪れた九州観光時の映像を組み合わせたもので、コピーライトは絵画などでも多用された「イマーノ」名義。発売前にYouTubeのユニバーサルミュージック公式チャンネルにおいて全編無料公開され、現在に至るまで視聴可能な状態。後にアルバム「青山ロックン・ロール・ショー 2009.5.9 オリジナルサウンドトラック」にDVDとして付属された。 週間チャートでは5位を記録し、皮肉にもソロシングルでは死後にして初のTOP10入りを果たした(これまでのソロ最高位は1991年5月に発売の「パパの歌」で12位)。また、この頃に行われた「ロックな人ランキング」というアンケートでは矢沢永吉や内田裕也を抑え1位を獲得していた(オリコン調べ)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Oh! RADIO」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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